45歳を越えたころ、ついにあの日がやってきました。「閉経」。さんざん痛くて不便な思いをしてきたけれど、卒業となると一抹の寂しさを感じました。http://www.hyj.jp/
しかしこの時点で私は、閉経が巻き起こす新たな問題を想像することすらしていませんでした。それが「髪の悩み」。私の場合は薄毛とコシがなくなる事、そしてうねりでした。
閉経と前後してひどい更年期を迎え、その日の朝起きられるかさえ分からない状態が2年ほど続いたころ、髪の毛が薄くなっていることに気づきました。
更年期も無事終えた今だからこそ想像が出来るのですが、当時私はあまりの体の不調に動くことがままならず、もちろん運動もせず、ひたすら安静にしていました。また常に吐き気もあったものですから、食事はゼリーやスープと言った流動食で凌いでいました。当然髪の栄養となるお肉もお魚も卵もほとんど摂取しておらず、髪が?せていったのも当然だったと思います。
更年期は5年ほど続きましたが、そのころヨガと出会い、本当に少しずつですが体力がつき、更年期の症状も治まっていきました。現在は以前より毛量が増え、きちんとブローをすれば地肌が透けて見えるような状態ではなくなりました。しかし人間とは何て欲が深いのでしょう!
今度は髪の艶がなくなったことやうねりが気になり始めました。ドラッグストアで購入できるムースやトリートメントを何度試してみたでしょうか。ブローをしたときには艶があっても、汗をかいたり、湿気にあたったりと一日経つ頃には、鏡を見るのも切なくなるほど髪が無残な状態になっていました。そんな時に美容師さんから薦めて頂いたのが「N.ポリッシュ」というオイルでした。タオルドライのあと、髪全体にこのオイルを染み込ませます。特にうねりの強いこめかみやつむじの辺りには、丁寧に揉み込みます。その後ドライヤーです。
熱を加えることで髪全体に艶感とハリがでて、髪の薄さをもフォローしてくれます。一晩寝てもヘアスタイルの崩れはわずかで、翌日家で過ごす程度であればブラッシングだけで済ませられます。現在は適度な運動とタンパク質の摂取で年齢相応の髪の健康を心がけ、スタイリングはN.ポリッシュにお任せです。「髪の健康とスタイリングの満足」は女性にとってこんなにも感情を左右するのものなのだと感じるこの頃です。